阪神ドラフト1位森木大智投手(19)が、プロ初登板初先発で大器の片りんを見せつけた。6回4安打、4奪三振、3失点。2リーグ制後球団初となる高卒新人初登板初勝利とはならなかったが、大きな可能性を示した。高知高の恩師、浜口佳久監督(47)が教え子にメッセージを送った。

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浜口監督は森木の投球をテレビ画面越しに見つめていた。この日、秋季大会のシードを決める高知県大会新人戦で優勝を決め、中継にも間に合った。開口一番、「いいピッチングじゃないですか」とねぎらい、プロで成長した姿に目を細めた。

「楽しそうに投げるのが何よりの大智の持ち味。でも、今日はそこだけじゃなくて、落ち着きもあったよね。ああ、成長したなって」

6回の3失点は「先発投手として粘りも必要だよね。中日の柳投手の投球も目の前で見ただろうし、学んだこともあるんじゃないかな」と今後の糧とすることを願った。

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