阪神が2連勝で3カードぶりの勝ち越しを決めた。同点の7回1死満塁からメル・ロハス・ジュニア外野手(32)が右犠飛を放って勝ち越した。大山悠輔内野手(27)は2度の同点打で打線を引っ張った。
先発の伊藤将司投手(26)は5回5失点だったが6回以降、4投手が無失点リレー。1点差をものにした。
矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。
-昨日とは違った展開で1点差の勝利
「ドキドキしながら見ていた。よく粘ってくれた」
-打線がつながった。ポイントは
「点を取られたあと(5回に)テル(佐藤輝)が走って、2死からのタイムリーで同点。逆転された後だったので『よしもう1回行くぞ!』という、すごくいい1点だったと思います」
-大山は頼もしい
「今日はそれぞれがいろいろな形で絡むという、みんなが盛り上がるような点の取り方ができたので、そのあたりも大きいかな」
-ロハスも犠飛や四死球と内容のある打席
「いつも必死にやってくれている。最低限の仕事をしてくれました」
-伊藤将の投球内容は
「8番への四球が2回とも点につながった。点を取ったあと、あそこを抑えればチームも将司も勝てる展開。この悔しさを次にぶつけてくれると思います」
-6回以降のリリーフ陣が流れを持ってきた
「もちろん。信頼している投手陣が粘ってくれたので申し分ないです」
-浜地に勝ちがついた
「まあ中継ぎはタイミングがあるんでね。防御率とか試合数とかホールドとかが一番、浜地の価値を見られる数字だと思う。2軍監督をやっている時から能力があると思っていた。勝ちパターンの中に浜地が入り、この舞台でやれる面白さや悔しさを味わえて、しっかり成長してくれていると感じる」
-佐藤輝はもともと走れる選手だが(5回の)二盗はいい場面で
「隙があってああいう風にいく姿勢は自分たちの野球なんで。チャレンジしてくれた結果が同点に結びついたと思う。打撃でもいい役割を果たしてくれた」
-大山は勝負強い
「走者が出た場面でかえすとかホームランが悠輔に一番求められているところ。それを今しっかりできている。打率も上がってきているし、ホームランもまだまだ打ってもらいたい。チームを引っ張ってくれる、頼りになる存在」