今季限りでの現役引退を表明している西武内海哲也投手(40)が19日、埼玉・所沢市内の球団施設で引退会見を行った。03年ドラフト自由枠で巨人に入団し、エースとして11年から2年連続最多勝。18年オフにFAの人的補償で西武に移籍した。今季は兼任コーチの形で過ごしていた。その西武で過ごした4年間を涙がこみ上げる場面もありながら、振り返った。

-西武で現役を終える

感謝しかないですね。4年も見ていただいたという気持ちしかない。本当だったらもっと早くユニホームを脱ぎなさいと言われてもおかしくない状況だったと思うんですけれど、自分が決めるまで…(涙で言葉が詰まりながら)現役を、現役をやらせていただいたので、本当に感謝しかないです。

-現役生活で心残りがあるとすれば

心残りはライオンズで活躍できなかったこと。それに尽きます。

-今季は西武の防御率が大きく向上した。

僕なんか全然、お役に立てているとは思いませんけど、1年目2年目のいい子たちをしっかり育てたいな、アドバイスしてあげたいなと今年1年やってきた。まだまだ実るのはこの先だと思いますが、応援していきたいと思います。

-与座投手がキャッチボールを丁寧に行うようになったのは、内海投手の影響と話していた。理由は

当たり前のことだと僕は思っているのですが、投げることが仕事なので、キャッチボールからしっかり自分のフォームを確認しながら1球1球、丁寧に毎日やっていた。ピッチングになってからちゃんとやるのではなく。キャッチボールの1球目から自分のフォームを確認しながら、毎日やってきました。

-兼任コーチとしてやりがい感じた場面

若い投手、僕がちょっとアドバイスしたことですごく良くなったり、喜んでくれたり、そういった時にすごくやりがいがありましたし、気持ちいいなと思いました。

-後輩に伝えたいことは

悔いのないように、野球人生はそんなに長くない。悔いのないようにやりきったと思えるような、生活を毎日やってほしいなと思います。1軍で活躍すると本当に世界は変わると思うので、そこを目指して妥協せずに頑張ってほしいなと思います。

内海哲也がこだわり明かす「誰よりも早く来て誰よりも練習するということ」/引退会見4>>