楽天田中将大投手(33)は、5回5安打3失点で12敗目を喫した。ヤンキース時代の17年に並び、自己ワーストタイとなった。

4回まで1安打無失点と好投。試合の流れを作ると、打線は4回に2点を先制した。しかし、その直後の5回に崩れた。先頭頓宮から四球を挟んで4連打。一気に3失点。ぼうぜんと立ち尽くした。「なんとしても勝ちたかったですし、順位も決まっている中での最終戦で、それでもたくさんイーグルスファンの方々が応援に来てくださっていましたし。そして西口もタイトルがかかっている中で、いい形でなんとかバトンをつなぎたい気持ちが大きかったんですけど、あのような形で逆転を許して、バトンを渡せなかったのも悔しいですし、またこの試合を勝てなかったのもそうだし」と唇をかんだ

日本球界に復帰2年目の今季は、9勝12敗、防御率3・31。163投球回はリーグ3位。全25登板中、15度のクオリティースタート(6回以上3失点以内、QS)達成は、リーグ6位タイ。援護に恵まれず、勝ち星に恵まれないこともあったが、満足いく数字ではない。「去年、今年とイーグルスに戻ってきてプレーしていろいろありましたけど、やっぱり喜べることよりも苦しいことの方が多かったです。今日の登板も今年を象徴するかのような、1イニングにまとめて点を取られてという結局最後の最後もそういう失敗をして、今季が終わってしまった。その都度いろいろ整理してゲームに臨んできましたけど、シーズンが今日で終わって、しっかりと落ち着いて、全体的にシーズンを振り返って、オフの取り組みをまた考えていきたいと思っています」と話した。

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