広島安部友裕内野手(33)が国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を故障者特例措置で満たした。

17日、日本野球機構(NPB)が「今季国内FA権保有選手」を公示した。

安部は今季、FA権取得まで「あと20日」として開幕を迎えたが、1軍昇格なく終えた。新型コロナウイルス感染や故障などの例外をのぞき、通常は1軍登録日数が反映される。

安部が適用された「故障者特例措置」とは以下のもの。

◆故障者特例措置 前年度に出場登録日数145日を満たした選手が、2月1日から11月30日までの間に発生したグラウンド上での故障、ケガで登録抹消となったため、登録日数が145日に満たなかった場合、特例措置適用の対象となる。加算はけがで登録抹消となった日から2軍公式戦に出場した日までとし、最大で60日までとする(NPB公式ホームページより)

安部は、<1>21年の登録日数が145日を上回っていた。また今年3月19日のウエスタン・リーグ中日戦で代走を送られ、負傷によるものだとみられる。<2>その日から4月19日の同阪神戦まで復帰にかかった日数が、FA権取得までに必要な「あと20日」を満たした。

これら2つの条件によって、「故障者特例措置」の対象選手となり、FA権取得に至った。

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