阪神は22日、西宮市内で和田豊2軍監督(60)の就任会見を行った。

背番号は「86」。8シーズンぶりにユニホームに袖を通す。「非常に緊張感もありますし、本当に身が引き締まる思いです。ここ数日は責任感というか、使命感が湧いています」。

2軍監督を務めるきっかけとなったのは、岡田彰布監督(64)のひと言だった。「『いつまでネクタイしとんねん』と。その言葉をいただきました。もうそのひと言で十分です。多くを語る方ではないので、そのひと言で十分気持ちは伝わりましたし、そこでよろしくお願いしますと即答させていただきました」とラブコールを明かした。

若手育成への重要なポストを任された指揮官。「岡田監督の方から『守備重視』と。小さいことの積み重ねを大事にすることは私も全く同感です。やはり成長に近道はなしというか、基本の積み重ね、基本の反復練習の積み重ねが大事になると思ってます。しっかり指導していきたいと思います」と意気込んだ。

和田2軍監督は日大から84年にドラフト3位で阪神に入団。17年間タテジマ一筋でプレーした後、コーチを経て12年から1軍監督に就任した。その後はフロントとしてシニアアドバイザー、テクニカルアドバイザーを務めた。

 

○…フェニックスリーグに参戦中の森木が、7回3安打無失点と好投した。独立リーグ四国選抜戦(ひむか)に先発。同リーグ開幕前に「原点に戻って真っすぐの質を上げていきたい」と話していたように、直球主体の投球で凡打の山を築いた。2年目の1軍定着へ、鍛錬を積んでいる。