阪神中野拓夢内野手(26)が走塁アピールで侍ジャパンの強化試合に臨む。

プロ入りしてから初の日の丸ユニホームを5日から背負う。「アピールする立場は変わらない。持ち味の積極的な走塁や盗塁を果敢に狙って、思い切ってやっていきたい」。1年目で30盗塁と盗塁王に輝いた俊足を大舞台で発揮していく。

岡田監督からもエールをもらった。秋季練習最終日に集められ、数分間会話。「『阪神代表として思い切ってやってこい』と言われました。その言葉通り自分のパフォーマンスをしていきたい」と意気込んだ。

チームメートには、守備の名手・西武源田がいる。最高のお手本との対面に目を輝かせた。「トップレベルでうまい選手。守備を間近で見られるので、聞いて、吸収して自分のプラスにして帰っていきたい」と力を込めた。また、中野は侍ジャパン期間を終えた後、佐藤輝とともに12日から高知・安芸の秋季キャンプに合流する予定だ。

○…佐藤輝が侍ジャパン合流を心待ちにしている。代表メンバーには球宴などで交流のあるヤクルト村上、DeNA牧らが参加。外野手として背番号7を背負う主砲は「すごい楽しみですね。いろいろ聞いてみたいと思いますし、侍のユニホームを着られるのも、特別なこと。頑張りたいと思います」と笑顔だった。18年の近大時代に大学日本代表に選出されて以来、2度目の侍ジャパン選出だ。

○…近本が自然体で侍ジャパンの強化試合に臨む。秋季練習では、打撃練習や中堅でノックを受けるなど精力的に練習メニューをこなした。「ありのままの自分でやるだけだと思います。今やっていることをやりたいですね。来年に向けてもいい試合ができたらいいし、試したいです」と果敢にチャレンジしていく。

○…原口が課題克服のために鳴尾浜でトレーニングを積む。プロ13年目のベテランは秋季キャンプに不参加。「キャンプに行きたい気持ちをモチベーションにしてやりたい」と切り替えた。シーズン終盤には5番に座ったが、オフ期間は打撃フォームを試行錯誤する考えだ。「今のままではダメ。打順的にも大きいのが必要ですし、プラスアルファで欲しいところもある。今は試せる機会なので取り組んでいきたい」と話した。

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