阪神板山祐太郎外野手(28)が22日、兵庫・西宮市内の球団施設で契約更改に臨んだ。現状維持の年俸1000万円で更改した。

21年は守備固めなどで43試合に出場したが、今季は14試合出場にとどまった。ただ秋季キャンプでは一塁、三塁、左翼、中堅、右翼と5ポジションにわたり幅広くこなした。「1年間何があるか分からない。なにかあったときに自分をあててもらえるように、取り組んでいた」と有事の際に送りこまれる、複数ポジションを守れる選手として存在感を高めてきた。

一方で岡田彰布監督(64)は秋季キャンプを通して「左(打者)やったら、一番ええんちゃうか」と打撃においても高く評価し、大きな期待を寄せている。

それを受け板山は「プロ野球選手としてレギュラー取ることが一番、目指すところ」としつつも「1年間1軍にいないとそのチャンスも生まれない。1年間1軍にいるのが大前提」と、今季3度の出場選手登録抹消を味わった悔しさをバネにする。(金額は推定)

【契約更改】大幅ダウン・大幅アップ選手など契約更改情報>>