野球殿堂博物館は2日、「2023年野球殿堂入り候補者」を発表した。

プレーヤー表彰では、前ロッテ監督の井口資仁氏(47)、西武、巨人で盗塁王4度の片岡治大氏(39)、日本ハムでセーブ王3度、最多ホールド1度の武田久氏(44)、横浜(現DeNA)、巨人で通算360本塁打を放ったロッテ打撃コーチの村田修一氏(41)の4人が新たな候補に加わった。

エキスパート表彰では、広島、阪神で通算119勝を挙げ、広島でコーチ、2軍監督を歴任した安仁屋宗八氏(78)、侍ジャパン監督の栗山英樹氏(61)の2人が新たな候補に加わった。

特別表彰では、野球協約の発行に尽力した元名古屋・中日代表の赤嶺昌志氏、明治時代に「野球年報」を発刊した美満津商店創業者の伊東卓夫氏、ソウル五輪で日本代表監督を務めた鈴木義信氏、プロ・アマ審判学校やNPB審判学校の礎を築いた富沢宏哉氏、雑誌「野球界」の編集主幹で女子野球・少年野球の普及振興に尽力した横井春野氏の5人が新たな候補に加わった。

各表賞の対象は次の通り。

▼プレーヤー表彰

現役を引退したプロ野球選手で、引退後5年以上経過した人。その後15年間が選考対象となる。

▼エキスパート表彰

(1)現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で、引退後6カ月以上経過している人。

(2)現役を引退したプロ野球選手で、引退後21年以上経過した人。

▼特別表彰

(1)現役を引退したアマチュア野球の競技者(選手、コーチ、監督)で、選手は引退後5年、コーチ、監督は引退後6カ月以上経過している人。

(2)プロ及びアマチュア野球の審判員で、引退後6カ月以上経過している人。

(3)プロ及びアマチュア野球の組織または管理に関して野球の発展に顕著な貢献をした人、しつつある人。

(4)日本の野球の普及及び発展に顕著な貢献をした人、しつつある人。