中日郡司裕也捕手(25)が6日、ナゴヤ球場での自主練習後に勝負の4年目にかける覚悟を明かした。今季途中から外野手として起用され、代打も含めて42打数8安打、打率1割9分に終わった。「まずは代打で結果を出して、(レギュラーへの)道をこじ開けていくしかないと思っています」と打撃を磨いて競争に打ち勝つ決意を示した。

「4番捕手」として仙台育英では3年夏に甲子園準優勝。慶大では4年秋に3冠王と日本一に輝いた。打撃力を生かすチーム方針で今季途中から主に外野手として稼働したが「選手登録はどこを守るにしてもキャッチャーでいたい」と捕手への思い入れは強い。

ただ入団から3年を経過。思うような結果を出し切れていないだけに「(捕手をやりたいと)言える立場ではない。与えられたところで頑張りたい」と来季に向けて野手用グラブに加えて、一塁手用のミットも準備した。もちろん捕手用ミットを手放すことはないが、今は打撃の実績作りに専念する。

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