ソフトバンク泉圭輔投手(25)が7日、ペイペイドーム内で契約交渉に臨み現状維持の年俸2700万円でサインした。

今季は後半戦から1軍昇格し、30試合に登板。0勝2敗、6ホールド、防御率3・72の数字だった。4年目のシーズンを振り返り、泉にとって忘れられない投球となったのが、優勝がかかった10月2日のシーズン最終戦の対ロッテ(ZOZOマリン)。山口に痛恨の逆転3ランを浴びた。「どうしてもあの印象が強すぎて。あの日、自分のせいで負けた。あの経験を経てどう自分が成長していくか」。約2カ月前のシーンを思い出しながら、雪辱を誓った。

交渉の席ではブルペンで計120回も肩をつくる投球をしたことも訴えた。「チームではダントツ。1試合で5、6回肩を作るときもあった」。出番の不確定な中継ぎ投手の苦労も球団側に伝えたという。「来年は具体的な数字は決めず、いっぱい投げたい」。ブルペンの貴重な存在として来季も腕を振り続ける覚悟だ。(金額は推定)

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