ロッテ藤岡裕大内野手(29)が13日、ZOZOマリンで契約更改交渉を行い、1250万円減の年俸5000万円(金額はいずれも推定)でサインした。

21年は遊撃手として規定打席に到達。しかし今季は右脇腹の骨折もあり、1軍では28試合、2軍でも30試合の出場のみに終わった。オープン戦から違和感を持ちつつ「1年間出させていただいて自覚もありましたし、チームが勝つためにもここで外れるわけにはいかないなっていう思いで」と我慢していたが、開幕後の練習中に悪化した。打撃はもちろん「ショートだと三遊間とか深いポジションから投げる時はやっぱり痛みは出てたんで」と振り返った。

当初は肉離れと診断されていたが、3度病院で診断を受け、最終的に5月ごろにCT検査を受けて骨折が判明。「ケガが続いてプレーできなくて、ほとんど野球してない1年だったなというふうにすごい思いましたね。今でも痛みがちょっと出たりすることもあるくらいなので、そこをしっかり治したいなと思っています」と話した。

1月は例年通り、鹿児島・徳之島で自主トレを行う。FAでソフトバンク入団が決まった近藤健介外野手(29)らとともに体を作る。「すごい契約されたなっていうのは率直に思います。同一リーグなので切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張りたいなと」。この日、球団からは「143試合出てくれ、出られるから」と大きな期待も掛けられるなど、万全なら遊撃レギュラーの最有力候補。色紙には「楽」と書き「楽せず楽しむ」と添えた。【金子真仁】

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