阪神は15日、ヨハン・ミエセス外野手(27=前レッドソックス3A)と来季の契約を結んだと発表した。推定年俸は50万ドル(7000万円)で、背番号55。

ミエセスは球団を通じ「はじめに、阪神タイガースがこうして再び日本に行く機会を与えてくれたことに、心から感謝します。そして、今まで健康で大好きな野球を続けてくることができたことに感謝して、日本でもチームのために全力でプレーします。日本のみなさんにお会いできることを楽しみにしています!」とコメントした。

ドミニカ共和国出身の右の長距離砲で、メジャー経験こそないが、今季はレッドソックス3Aで60試合に出場し、打率2割7分1厘、12本塁打、35打点をマーク。昨夏の東京五輪では母国の代表として3位決定戦の韓国代表戦に5番打者として出場し、横浜スタジアムで阪神でも守護神を務めた呉昇桓から左中間への特大アーチを放つなど、存在感を示していた。

岡田彰布監督(65)は「呉昇桓から特大弾やで。当たったら(飛ぶ)なあ」と評価。さらに長髪のドレッドヘアーが特徴で、「風貌がすごいで。ビックリしたわ。(巨人の)ウォーカー以上やろ。迫力あるで」と話していた。

◆ヨハン・ミエセス 1995年7月13日、ドミニカ共和国生まれ。13年からドジャース傘下のマイナーでプレー。18年にはカージナルスへ移籍し、19年に3A初出場。21、22年にはレッドソックス3Aで出場し、メジャー経験はない。21年東京五輪では、ドミニカ共和国代表として銅メダル獲得に貢献。185センチ、120キロ。右投げ右打ち。

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