新婚ホヤホヤの日本ハム水野達稀内野手(22)が18日、新婦にささげる来季の大ブレークを誓った。12日に丸亀城西時代の同級生と結婚。この日も幸せオーラ全開で千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行った。すでに千葉県内で新生活を始めているホープが目指すのは、新人から2年連続の開幕スタメン。人生の伴侶の支えを力に変えて飛躍を期した。

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水野は新婦に「別に、働かなくてもいいよ」と、伝えている。プロの世界を生き抜く覚悟は、さらに強くなった。2年目の来季は必ず、飛躍のシーズンにする。「『お前のおかげで活躍できたよ』って言ってあげたいですね」。まず狙うのが、球団では大谷(エンゼルス)以来となる新人から2年連続の開幕スタメンだ。「今年は(本拠地開幕戦でも)派手に登場させてもらったので、来年も(新球場で)やりたい思いは強い」と力強く言った。

愛情たっぷりのサポートを大きな力に変える。丸亀城西2年時から交際期間約5年を経てゴールイン。「優しくて、好きなことをやらせてくれる」という新婦は栄養士の資格を持つ。すでに千葉県内で始まっている新婚生活では、手料理にも舌鼓を打っている。「実家にいた時に練習してたらしいんです」と、得意料理は肉じゃが。「飯には困らない」と、プロの資本となる体づくりにも心配はなくなった。

大安だった12日は、物事をスタートさせるのに良い日とされる「一粒万倍日」だった。「大安しか見てなかった」と苦笑いするが、人生の節目には最適な日だった。プロ入りと同時に結婚することも考えていたが、ルーキーイヤーに集中するために1年間、待ってもらった経緯もある。今季は21試合の出場にとどまり、1軍定着はできなかったが、巻き返しへ向けて「今年活躍して結婚したかったですけど、逆に“結婚して活躍”できてもいいなと思って」。新婦と二人三脚で来季は大躍進の1年とする。【石井翔太】

◆日本ハム水野の22年シーズン 2月の春季キャンプで新人でただ1人、初日から最終日まで1軍組に参加。3月25日西武との開幕戦は9番遊撃で、開幕スタメンを勝ち取った。その後、再調整などで4月4日に出場選手登録抹消→5月4出場選手登録→6月6日出場選手登録抹消。初安打は5月5日西武戦。

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