ロッテの平沢大河内野手(25)が、遊撃でのレギュラー獲得に向けて強い決意を示した。

「ショートはチームの中でも課題。人数はいるけれど、レギュラーは決まっていない状態。僕が出られればいいと思っている」。昨季の遊撃は開幕スタメンは藤岡、以降はエチェバリア、小川も務め、終盤は茶谷が台頭した。平沢も「9番三塁」で開幕を迎えたが、1軍出場はわずか13試合。2月1日のキャンプインに向けて「初日からアピールしなくてはいけない立場なので、そこにしっかりあわせられるようにと思っています」と照準を定めている。

15年ドラフト1位で入団し、18年には112試合に出場した。だが、20年に右肘の手術を受け、2シーズンは出場なし。ケガも治った昨季はイースタン・リーグで首位打者(2割7分8厘)と最高出塁率(3割8分)を獲得し、復調の兆しは見えつつある。

バッテリー以外では唯一、益田がプロデュースしている静岡県での合同自主トレに参加している。1年間を乗り切って結果を出すために、午前は長短ランメニューや体幹トレーニングを行い、午後は打撃練習。「チームの(野手)誰よりも走っていると思いますし、バッティングでは数を振れていると思う」。疲労を感じながらの打撃練習では「疲れた中でもしっかり下半身を使って、楽をしないように意識しています」とシーズン中の蓄積疲労を想定した打撃を繰り返した。【鎌田直秀】

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