阪神岡田彰布監督(65)が14日、ドラフト1位森下翔太外野手(22=中大)の1軍昇格を示唆した。15日に行われる楽天との練習試合(金武)で対外試合デビューさせることを明言。16日にはそのまま1軍の沖縄・宜野座キャンプに参加させる方針だ。また打撃投手として登板した新外国人ブライアン(B)・ケラー投手(28=レッドソックス3A)の投球も評価した。岡田監督の一問一答は以下の通り。

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-B・ケラーは初めて打者に投げたが、印象は

岡田監督 おーう。まあ、打ちづらいというかなあ。低めに結構なあ。ストレートもええのがいっていたなあ。思ったよりはよかったな。思ったよりか言うよりもか、まだ2回しかみてないけどなあ。

-ブルペンで投げた回数の割には、しっかりと投げられていたかなと

岡田監督 中6、中4日がええんかなあ。

-開幕ローテ候補の1人で間違いない

岡田監督 いやいや、それはまあ、これからの実戦やんか。これからなあ。どんどんバッターに投げていくと思うけどな。まあ、ちょっと右とか、打ちづらそうやなあと思っていたんや。きょうはそういう感じやけどな。

-クイックを試していたようにみえたが

岡田監督 いやいや、まだそこまでは。だから。ワインドアップの時に、ちょっと、なんかおかしい入り方するからなあ。ちょっと審判を呼んだんよ。大丈夫かあ、言うて。大丈夫というてたけどなあ。

-あれはコースじゃなくてボークかどうかの確認をするためか

岡田監督 入り方がなあ。なんかなあ。そんなんいうて、あれはボークは取りません、言うてたけど。(笑いながら)試合で取んなよ、言うたったわ。なあ。呉昇桓なんか全部ボークやで。なあ。オリックスの時に。呉昇桓ちゃうわ。朴賛浩や。おーん。全部、真鍋(審判)や。みんなボークや。

-外国人特有の球が動く感じか

岡田監督 それが特長やろ、今の外国人はなあ。うーん…でも、初めてにしては低めに投げようとする意識というかな、そういうのを感じたな。

-日本の野球にも大事な部分

岡田監督 (打者は)打った感じボールが重いと言っとったな。感じ方がな。それはええことやな。

-先発ローテ争いは8人も9人もいる感じか

岡田監督 そらまあ、先発候補はそれぐらいおるよ。1年間6人で回せへん。誰かが調子悪くなったり、そんなんになるんやから、それは8人か9人は1軍の先発的にはいると思うよ。

-岩貞は調整段階

岡田監督 最初はまっすぐ投げとったけど、今なあ、先発するみたいにスライダーとかチェンジアップとかな、そういうのを緩急付けるとな。中(継ぎ)に入っているときは、まあ言うたら全力で15球な、20球まででそないしていけたけど、先発じゃやっぱり、チェンジアップとか打たせて取るとかな。緩急使わんと。まあそれを今ちょうどやっとるところやからな、おーん。

-浜地も力のあるボール投げていた

岡田監督 そうやなあ、ストレート誰も振らへんかったな。みんな見逃しやったよな。浜地もいろんなまた新しいフォークというか、チェンジアップとか試しとるから、それも今日投げとったけど、まあまあ、な、おーん、今日はカットボールの方が良かったな。スライダーみたいな、な、曲がるボール。あれ真っすぐ、俺も初めて後ろからな、バッターのアレ見たけど、真っすぐタイミング取りづらいんやろな、バッター。俺、思うわ、見送っとんのんな。タイミングおうてないもんな、真っすぐ。なんかちょっと後ろ(テークバック)小さくて、くるんやろな。真っすぐ狙っといてもバットが出んみたいな感じやったよな。それも特長ではプラスにしたええやけどな、おーん。