初の現役ドラフトで西武入りした陽川尚将内野手(31=阪神)が、紅白戦で3安打とアピールした。

この日は紅組の「4番三塁」でスタメン。初回の第1打席は2死二塁の好機で三塁ゴロ。「一番いけないなと思ったので、その次の打席から何とか修正はできたんで、よかったなと思います」。第2、第3、第4打席と安打を連ねた。

特に3回の第2打席は、直前に3番鈴木が2ラン。ベンチからも「陽川さん、ここでもう1本!」と声が飛ぶ中で、見事にセンター返しの安打を放った。「追い込まれていたんで、そこで何とか流れを止めずに、という思いで立っていました」。期待通りの快音にベンチも盛り上がった。

新天地に移ったとはいえ、ポジションも1軍も確約された立場ではない。「どんどんアピールしていかないといけないと思うんで、引き続きしっかり結果を出せるように」。キャンプも23日で終わり、いよいよ対外試合で真価が試される。【金子真仁】

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