ロッテは投打がかみ合い、オープン戦3連勝となった。

1回裏に1番荻野貴司外野手(37)の右前安打から、3番中村奨吾内野手(30)の左前2点適時打まで、いきなりの3連打で2点を先行した。4回には荻野が左翼ポール際に2ラン。7回にはグレゴリー・ポランコ外野手(31)も代打で左前に適時打を放って加点した。「1番右翼」で3打数2安打2得点と貢献した荻野は「ホームランは打った瞬間にいくかなという感じはありました。でもまだ良い時と悪い時の波が激しいので調整していきたい。まずは自分が出来る仕事をしっかりすることでチームに勝ちを導きたい」と31日の開幕を見据えた。

投手陣も先発ローテ入りが確実なC・C・メルセデス投手(29=巨人)が4回2/3を投げ、3安打4奪三振無失点。その後も全6投手の継投で、9回は中森俊介投手(21)が150キロ超の直球などで3者凡退に抑えて完封リレーとなった。4回まで毎回の4四球に課題が残ったメルセデスは「アグレッシブさが足りないし、コントロールもあまり自分の思うようにはいかなかった。ただ、四球を除いては、点を取られなかったので良かったなと思っています。僕らの仕事は長いイニングを0点で抑えること。開幕の準備は出来ています」と話した。【鎌田直秀】

▽ロッテ・メルセデス(4回2/3を3安打4四球無失点に)「アグレッシブさが足りずコントロールも思うようにいかなかったが、四球を除いたら、点を取られなかったことは良かった。開幕の準備は出来ています」