オリックスが“12球団ナンバーワン”の球場ビジョンを手に入れた。

ホーム開幕戦となる4日ソフトバンク戦を翌日に控えた3日、京セラドーム大阪に新たに導入されたビジョンと映像演出を公開した。

これまでは中央のメインビジョンのみだったが、左右にウイングビジョンを新設。横幅は約34メートルから約64メートルに拡大された。

注目なのは、映像のバリエーション。担当の事業企画部・宣伝グループ主任の木寺一樹氏は「球界トップの演出の数を用意しました」と説明。ホームラン時は三振時だけでなく、オリックスの選手が誕生日の日に流れる映像や、杉本裕太郎外野手(31)の顔写真の下に、マッチョな体のイラストが流れる「にぎやかし」映像なども導入した。

「ビジョンを『他のスタジアムより一番大きく』ということは出来ないので、より大きく感じてもらうために奥行きを。楽しんでもらうためにいろんなバリエーションを作りました」。おもてなし精神で工夫を凝凝らしている。

映像には球団の人気マスコット、バファローブルとバファローベルが数多く登場。「楽しんでもらうためにはストーリーが必要だと考えた。2人がスコアボードの後ろに住んでいるという設定です」と木寺氏。得点パネルを持ってきたり、広告を運ぶかわいらしい2人や、スコアボードの後ろにある“部屋”に帰っていく姿も見ることが出来る。

さらに、バファローブルとバファローベルが選手の名前入りタオルを振る映像は、全選手のバージョンを用意。初勝利やイベントごとに新たなタオルが発売されれば、その柄をすぐに反映することもできるという。

大きさを補う“12球団ナンバーワン”のバリエーションで試合を盛り上げ、リーグ3連覇を目指す選手とチームを後押しする。

【関連記事】オリックスニュース一覧はこちら―>