DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、来日2度目の先発で5回0/3で77球、2安打2三振2四死球1失点で降板した。

6回に無死一、二塁となったところで、予定の80球に近づき、2番手三浦に後を託した。バウアーは勝利投手の権利を持って降板したが、三浦が同点を許し、来日初勝利はならなかった。最速は149キロだった。

<1回> 初球は147キロ直球でファウル。1番辰見は2球目の148キロ直球で詰まらせて右飛。2番入江は2球目を打って捕邪飛。149キロの直球だった。初球は135キロのカットボール。3番阿部はカウント2-2から125キロのスライダーで詰まった二飛。1回は3者凡退。全10球で最速は149キロ。スライダーはメジャーで話題のスイーパーのように大きく横に変化した。

<2回> 4番和田恋はカウント1-1から133キロのカットボールで遊ゴロ。5番茂木はカウント1-2から外角低めに落ちるスプリットチェンジで空振り三振。刀ポーズを繰り出した。6番平良はカウント1-2から120キロの外角スライダーで泳がせて二ゴロ。この回は11球でストライクが8球。2回まで21球でパーフェクト投球を継続中。

<3回> 7番渡辺佳を1ストライクからスライダーで二塁ゴロ。球速表示はなし。8番ウレーニャは2ボールから128キロの変化球で右飛。9番水上はカウント2-1から内角の直球で詰まった左飛。またも3者凡退で完全投球を継続中。球数は30球(ストライク21球)。肌寒い中、1人だけ半袖で投球しており、最速は初回の149キロ。

<4回> 1番辰見はカウント1-1から130キロのカットボールで一ゴロ。2番入江は死球。初めての走者を出した。3番阿部は1ボールからスライダーを引っかけさせるも遊撃左への内野安打。初の安打を許した。1死一、二塁から5番和田恋はスライダーで中飛。2死となり、5番茂木はフルカウントから149キロの内角直球で右飛に打ち取った。

<5回> 6番平良をフルカウントから内角141キロ直球で詰まらせて遊ゴロ。7番渡辺佳を1ボールから144キロの外角直球で遊ゴロ。8番ウレーニャをカウント2-2から149キロの直球で空振り三振。「ウォッ」と声を出し、思い切り腕を振って、1回以来、この日の最速タイをマーク。球数は66球。ここまで1安打1死球と好投。

<6回> 9番水上にフルカウントから四球を与えた。1番辰見はカウント2-2からボテボテの投前に転がったゴロに打ち取った。しかし、一塁に間に合わず、内野安打で無死一、二塁。予定の80球に近づき、バウアーは77球で降板した。最速は149キロ。スコア1-0で勝利投手の権利を持って降板したが、2番手の三浦銀二が四球で満塁とした後、犠飛を許して同点に追いつかれた。

バウアーは前回、16日のイースタンリーグ・西武戦(横須賀)に先発。4回を投げて4安打無失点、最速で156キロをマークした。中5日で2度目の登板となる。

◆DeNAスタメン

(三塁)知野直人

(中堅)村川凪

(遊撃)西巻賢二

(DH)益子京右

(捕)松尾汐恩

(左翼)梶原昂希

(一塁)小深田大地

(右翼)大橋武尊

(二塁)田中俊太

(投手)トレバー・バウアー

◆楽天スタメン

(二塁)辰見鴻之介

(遊撃)入江大樹

(右翼)阿部寿樹

(中堅)和田恋

(DH)茂木栄五郎

(三塁)平良竜哉

(左翼)渡辺佳明

(一塁)ウレーニャ

(捕手)水上桂

(投手)マニー・バニュエロス

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