荒れに荒れながらも、西武今井が今季3勝目を手にした。6回を投げ、安打は1本も打たれなかった。しかし与四球は7個。2回、3回、5回と1イニング2四球が3度。お立ち台では「ひどかったなと思います」とし「今日の反省を生かして、次の登板ではしっかりと修正したいです」と殊勝に話した。

ストライク率52・6%と苦しんだ。手指の出血もあった。決勝弾の中村からは「今井が、らしい投球してくれたので準備が大変でした」といじられた。それでも要所でギアが入る。初回、3回、5回と3番浅村を最速156キロの球威を軸に封じた。13日のロッテ戦(大宮公園)で8回1死までノーヒットノーランだった快投もあれば、この夜のような“怪投”も。中村が本塁打と三振なら、今井は球威と四球。両極にファンは一喜一憂するも、その分だけ勝利で熱くなれる。

【関連記事】西武ニュース一覧