日本ハムの投手陣が試合前練習で、バント処理の再確認を行った。

通常の練習スタート時はアップ後、センター方向での調整か、ブルペンに入る選手は随時準備するが、この日は、まずはマウンド周辺に集まり1人ずつ投球後、バントを捕球し、まずは二塁へ送球。随時、三塁への送球対応へと移行した。

前日16日の西武戦では、同点の延長12回に8番手で登板していた杉浦稔大投手(31)が投前バントを捕球後、二塁へ送球も悪送球。カバーに入った中堅の江越大賀外野手(30)がさらに後逸し、ダブルエラーで一塁走者を生還させ勝ち越された。14日ロッテ戦(エスコンフィールド)でも、1点勝ち越された後の4回1死三塁の場面で、コナー・メネズ投手(27)が、バントの打球を捕球後、本塁へ送球しようとしたが足を滑らせ転倒。4点目を許した場面があったため、新庄監督の指示で、再チェックの場を設けた。

同監督はこう説明した。「昨日のミスというより、ここで早く慣らしてもらわないと。下が軟らかいから、ちょっと滑らないように準備させとかないと。ここでできたら他の球場で多分、簡単にできると思うから。足の運びをちょっとしてもらって。昨日のミスも、もちろん。足が気になって(送球が)浮いたかもしれないし。みんなコケてる。怖いと思う。踏ん張りが。だから踏ん張らずに早くボールまで行って、取ってこう足を軽くするというか、踏ん張りすぎないように」。反省を糧に、すぐ対策に乗り出した。

練習に参加したルーキーの宮内春輝投手(26)は「久々にバント処理の練習をしました。天然芝でのボールの転がり具合とか、どれだけ勢いが死ぬのかを確認できた。足が滑ったりすることもあるかもしれないので、気をつけようと思いました。個人的にはストップが利きすぎてしまうのかなと」と感想を口にした。

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