西武がDeNA打線にのみこまれ、8回裏に一挙5失点。逆転負けを喫した。

7回96球無失点の平良海馬投手(23)に代わり、4点リードの8回に佐藤隼輔投手(23)がマウンドへ。しかし連打と自身の失策で1点を失い、3番手のヘスス・ティノコ投手(28)も2失点。公文克彦投手(31)までつぎ込んだが、5失点でひっくり返された。

8回の継投について、松井稼頭央監督(47)は「もう1点っていうところも含めてね、こちらの判断でクリ(栗山)を行きましたけどね、球数的にもと思ってましたから」と説明した。

4点リードの8回表、2死から安打と四球で一、二塁に。9番平良に回ったところで、首脳陣は代打に栗山巧外野手(39)を送ることを決断した。栗山は中飛に倒れ、5点目はならなかった。

攻撃で9番打者まで回らなければ、8回裏も平良が続投予定だった。松井監督は「結果、負けてしまったので。こっちの判断ミスになるのかな」と唇をかんだ。佐藤隼の後、防御率1点台の平井克典投手(31)らを起用する選択肢もあったとみられるが、首脳陣はティノコをマウンドへ。指揮官は「ああいうところでしっかり右(打者)にもツーシームを投げれますし、そういう意味ではティノコかなっていうところはありました」と説明した。痛い1敗になった。【金子真仁】

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