百戦錬磨のベテラン左腕がダブル快挙だ! ソフトバンク和田毅投手(42)が、「日本生命セ・パ交流戦」の巨人戦に先発。42歳以上ではパ・リーグ初のシーズン4連勝を飾るとともに、交流戦最多タイの27勝目を手にした。5回2/3を4安打1失点、6奪三振の快投。チームの連敗を阻止し、7カード連続で初戦を取った。貯金「7」は今季最多タイ。チームを2位に再浮上させ、首位ロッテにゲーム差なしに迫った。

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▼42歳3カ月の和田が4連勝となる5勝目。42歳以上でシーズン4連勝したのは、07年工藤(横浜)が44歳で4連勝、山本昌(中日)が43歳の08年に7連勝、45歳の10年に5連勝して以来、3人、4度目。パ・リーグの投手では初めてだ。

▼交流戦では通算27勝目。交流戦の通算勝利数で最多の石川(ヤクルト)に並んだ。交流戦で巨人から白星を挙げた40代投手は05、06年に各1勝の吉井(オリックス)に次いで17年ぶり2人目。吉井は06年6月14日に41歳1カ月で勝ったが、和田はそれを上回る42歳3カ月での勝利となった。