阪神石井大智投手(25)が15日、約1カ月ぶりに出場選手登録された。試合前練習からチームに合流した。練習を終えると「万全で、しっかり試合に入っていける、パフォーマンスを出せる段階。与えられたところでしっかり仕事ができるように頑張りたい」とコメントした。

今季は開幕から勝ちパターンの一角を担っていたが、「腰痛」のため5月12日に出場選手登録を抹消。リハビリを経て7日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰し、10日の四国IL香川との練習試合(鳴尾浜)と2試合連続無失点に封じ、再昇格へのめどが立っていた。

リハビリ期間は、今季から新たに取り組むフォークの質を見直したという。「フォークは、キャンプの時が良かったっていうのが自分の中であった。それが、球速を出したいと思って、ちょっとずつズレていって。自分の思っている変化のボールじゃなかった」。トラックマンで理想の回転などを確認。「見直すことができたので、すごくいい時間だった」と、進化して帰ってきた。

離脱前は1軍戦で13試合に登板し、1勝0敗、5ホールド、防御率0・60と安定感抜群の右腕が、1軍の舞台に帰還する。

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