ソフトバンク柳町達外野手(26)が、雪辱の一振りで逆転V打を放った。

1点を追う3回2死満塁。初球のスライダーから積極的にバットを振った。2球目。145キロの直球を左前にはじき返し2者が生還した。

「絶対に(チャンスを)ものにするという強い気持ちで初球からしっかり振って行った。いいところに飛んでくれたのでよかった」。先制チャンスの初回2死一、二塁。二ゴロに倒れた悔しさがあった。「初回のチャンスで凡退してしまったし、(先発の)有原さんがいい投球をしていたので、逆転してやろうという気持ちだった」。汚名返上の一打に4年目の成長株は笑顔で振り返った。

2戦連続「5番右翼」で先発出場。前夜(6月29日)の楽天戦(ペイペイドーム)は3打数無安打に終わっていた。主砲柳田の後ろを任された責任の大きさは痛感している。「近藤さんや柳田さんが出塁してくれるので、たまったランナーをかえすのが5番の仕事。今日はそれができてよかった」と口元を引き締めた。チームは今季9度目の3連勝。0・5差でピタリと首位オリックスを追う。若きスラッガーが期待に応え、ここ3試合はすべて逆転勝ち。7月攻勢に向けさらにヒットを積み重ねていくつもりだ。【佐竹英治】

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