投打がかみ合った広島が阪神に勝利し、2カードぶり勝ち越しで首位阪神に2・5ゲーム差と再接近した。

広島打線が、阪神村上から先手を奪った。2回2死一塁から3戦連続先発の8番小園が右翼席へ先制2ラン。3回には2死二塁から西川の右前適時打で1点を加えた。8回には機動力を絡めてチャンスを広げ、内野ゴロの間に1点を追加し、リードを広げた。

今季2度目の先発となった野村祐輔投手は最速140キロながらも多彩な変化球を交えながら、球の切れと制球力で凡打の山を築いた。この日は西日本豪雨から5年。故郷の岡山・倉敷市も被災しているだけに、特別なマウンドだった。「カープが勝って、いい報告ができれば。野球をやらせてもらっている感謝を持って、投げたい」。そう意気込んだマウンドで、6回81球、3安打無四球無失点。今季初勝利を手にした。

【関連記事】広島ニュース一覧