助っ人が本領を発揮してきた。楽天マイケル・フランコ内野手(30)が、2安打2打点1本塁打で、チームの今季3度目の3連勝に貢献した。

1回2死一、二塁で、カウント2-2から有原の真ん中に入った147キロツーシームを中前へ運び、先制点。3回1死走者なしでは、左翼席中段へ運ぶ6号ソロで突き放した。5点リードの3回1死では、2-1から有原の高め140キロカットボールを左翼席中段へ運んだ。5月16日ソフトバンク戦(盛岡)以来となる6号ソロ。「しっかりボールも見られてますし、コンタクトも自分の思ったところに当てられている」と手応えをつかんだ。

メジャー通算130本塁打の長打力を期待され、今季から新加入。しかし、開幕から不振にあえぎ、2軍落ちを経験した。6月18日に出場選手登録を抹消された。2軍調整で意識したのは、モチベーションより強く持つこと。「自分のやるべきことは決まっていた。分かっていたので、過度に思いすぎないところは意識しながら。そこをモチベーションの1つとしてやっていた」。

課題改善に力を入れ、同30日に再び1軍に復帰した。復帰後はティー打撃でボールをより手前に置いて練習。中堅から逆方向への意識を強めた。7試合で打率2割9分2厘、1本塁打、3打点。チームの巻き返しへ向けて、頼れる助っ人が、徐々に状態を上げてきた。

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