日本野球機構(NPB)は11日、6月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、オリックス山崎福也投手(30)と頓宮裕真捕手(26)がダブル受賞した。

ともに初めての月間MVP。山崎福は「とれると思ってなかったので、素直にうれしいです」と喜んだ。交流戦もあった6月は4戦4勝。「4勝できたことはすごくうれしく思っていますし、でも、打ってもらわないと点が入らないので、本当に野手にも感謝しています。欲を言えば、もう少し防御率を良くできればよかったかなと思っています」。素直な気持ちを語った。

中でも印象に残るのは、6月16日ヤクルト戦(神宮)。7回4安打1失点と好投し、得意の打撃でも先制適時打を含むマルチ安打の活躍。「神宮でのピッチングもバッティングも楽しかったです」。さらに3回2死二、三塁のピンチでヤクルト4番村上を空振り三振に仕留めた152キロ直球について「今までで一番良かったかなと感じています」。手応えの多い試合だった。

初受賞のごほうびについて聞かれると「特に考えてはないんですけど、オールスターにも選んでいただいたというのが、ごほうびなんじゃないですか」と笑顔。初の球宴出場も控えており、うれしいことずくめとなった。

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