西武源田壮亮内野手(30)にヒヤリとする場面があった。

3回裏の第2打席、ロッテ・メルセデスの2球目が源田の右の肘当てを直撃し、跳ねた球が顔面をかすめるようにヘルメットのつば裏を持ち上げるように当たった。

源田はのけぞるようにして倒れ、松井稼頭央監督(47)らが心配そうに駆けつけた。源田は数分後、左目付近をタオルで押さえながら、歩いてベンチへ戻った。

治療後、源田が一塁へ向かうと場内から大きな拍手が発生し、左翼席の西武ファンからは「がんばれ、がんばれ、壮亮!!」のコールが起きた。4回表もいつもより少しベンチを出るのが遅かったものの、遊撃守備についた。

源田は3月のWBCの試合中に右手小指を骨折。チーム方針で治療最優先となり、ペナント開幕から約2カ月後の1軍合流になっていた。