オールスターにも出場した西武鉄壁の二遊間が、与座海人投手(27)の完封勝利を演出した。

二塁手の外崎修汰内野手(30)は9つの内野ゴロをさばいた。「カウント有利に進めているから、そこまで打者が自分のスイングを思い切ってできないんじゃないかなと。打たせてる、打たされている打球が多かったと思います」と振り返った。

遊撃手の源田壮亮内野手(30)も3つのゴロをさばいた。「緩急を使って打たせて取るっていう、与座の持ち味がすごく出てたなと思いました。いい高さにずっと投げていたので」と感じながら守っていた。

6回先頭のリチャードに安打を打たれ、与座の完全試合は途切れたが、周東を4-6ー3の併殺打に仕留め、ピンチを防いだ。俊足の周東に対し、源田の一塁送球の出力はかなり高かった。

源田は「そんなことないです」と照れたが、与座は「イメージ通りに投げられて、一番ベストな結果になったと思います」と振り返るハイライトの1つになった。【金子真仁】

○…西武呉念庭が貴重な適時二塁打を放った。4回、走者を一塁に置き、右翼線への適時二塁打。「与座が投げる時に援護点がなかなか取れなくて」と奮起しての一打。このところチャンスでの凡退が続き、試合前には松井監督から「今日はいけるやろうな~? 頼むわ ! 」とハッパをかけられていた。スタンドからの「ウーイング」にも応え、久々のお立ち台を喜んだ。

【関連記事】西武ニュース一覧