楽天は反撃が及ばず、ロッテに敗れた。

先発岸孝之投手(38)が、踏ん張れなかった。1回無死満塁のピンチを招き、ポランコに初球の甘く入ったスライダーを捉えられ、右中間席へ先制満塁弾を被弾。いきなり大量リードを許した。「失投と言ったら失投。ちゃんとここに投げてくれるだろうということでギン(炭谷)が(サインを)出してくれた。そういう期待に応えられなかった」と唇をかんだ。

それでも、以降は中盤まで無失点投球。打線は1回、岡島の中犠飛と、3回の浅村の2ランで一時1点差まで迫った。しかし、7回2死から山口に左翼へソロ本塁打を浴びた。6回2/3を10安打5失点で3敗目を喫した岸は「流れから言ったら7回、あれが一番いけないですけど、結局は初回ですよね」と、立ち上がりを反省。「練習します」と次戦での巻き返しを誓った。

▽楽天石井監督(1回に4失点した岸の投球について)「(ベンチから)見る限りでは、調子自体は悪くなかったし、ボールも悪くなかった。最初にヒット、ヒットとなって、リズムに乗る前にバンといかれた」

【関連記事】楽天ニュース一覧