ヤクルトが連敗を4で止めた。高津臣吾監督(54)は代打の切り札、川端慎吾内野手(35)を「6番一塁」で今季初めて守備を付かせて約2カ月ぶりにスタメンに抜てき。川端は初回に決勝の適時内野安打を放った。2点リードの8回2死一、三塁のピンチから守護神の田口麗斗投手(27)を投入し、逃げ切った。先発の小沢怜史投手(25)は6回無失点でチームトップタイの5勝目。この日が父年明さんの命日だった高津監督の主な一問一答は以下の通り。

 

-先発小沢が6回無失点

高津監督「いや~安定してたね。今日はそんなに乱れることなく、ストライク先行で非常に変化球もよくキレていたと思いますね」

-6月から先発に回って5勝目。チームトップに並んだ

高津監督「そうなの? いろんな適材適所をしっかり見定めて、彼が合っている場所とチームのニーズを照らし合わせて、今こういうところで頑張ってもらっているんですけど。もし彼がいなかったらと思うと…。本当は彼は、こうしたいな、ああしたいなというのはいろいろあるんですけど、先発としてしっかりとゲームをつくる仕事が出来ているので、非常にいい感じで本人のローテーションを回れているなと思います」

-8回のピンチで清水から田口へ継投した

高津監督「ちょっと準備させる時間が短くて、田口には申し訳なかったんですけど、あそこまで行って、田口を出さないで、もし何かあったときのことを考えたら、やっぱり田口を使おうと。2アウトでしたし、8回をしっかり乗り切るには田口だろうなと思って指名しました」

-打線では川端を久しぶりにスタメン起用。守備に就くのは去年以来

高津監督「明日、休みだから(笑い)。うそ、うそ。まあ彼もゲームに出ることに飢えているでしょうしね。スタメンでもしっかりと仕事を、やってくれたと思います」

-その川端に初回からチャンスが回った

高津監督「そうですね、あそこに川端を置いておいて良かったなと思いましたね。内野安打ですけど、先にああやって点が取れた。初回に回ってきて点が取れたのは非常に大きかったと思います」

-代打でもスタメンでも頼もしさは変わらない

高津監督「うん。まあ、そうですね、なんとかしてくれると思っているので。例えば、アウトになっても先に進めてくれるのではないか。ランナー三塁にいたら犠牲フライを打ってくれるのではと思いながら、いつも見ています。その期待にいつも応えてくれるのが彼だと思っています」

-2番の宮本もいい働き

高津監督「彼はもう何でもできるので、バントから作戦もいろいろできるので、非常に不慣れな外野とファーストというところをやっていますけれど、非常に打線の中では大事な存在ですね。つなぎだと思います」

-8月6日は高津監督の父の命日

高津監督「ハッハッハ。いやまあ、あの、たまたまですけれど、広島の人にとっては、すごく大きな1日で。また、ウチのおやじの命日で。(広島出身の)田口も、それで頑張ったかもしれないですしね。(命日がやってくるのは)10回目ですけれど、いい命日というと、ちょっとおかしいですけれど、久しぶりに勝った報告ができて、よかったなと思いますね」

-来週は広島、阪神と対決

高津監督「いやもう、一戦必勝ですよね。毎日勝ちたいと思ってグラウンド立ちたいと思いますし、なんかいいアイデア、作戦がないかなと思って毎日考えています」

-小川が出場選手登録抹消された

高津監督「すぐ帰ってきます。大丈夫です。気にしないでください」

-川端のスタメン、田口の回またぎは負けられないというシグナルをチームに発したように見えた

高津監督「いろんな要素がありますよ。それこそ冗談ではなく、曜日というのもあるし、チームに対する、なんと言うんですかね、チームというより、若い選手がどういう目で見ているか、どういう声を出しているか、すごい気になりましたし。ちょっと刺激を、チーム全体として、若手も含めて、刺激を与えたかったというのは事実です。それが何かきっかけになってくれればいいなと思いますね」

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