今季から新設されたセ・リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」6・7月度の月間大賞に選ばれた広島森下暢仁投手(25)の表彰式が17日、マツダスタジアム内で行われた。「このような賞に選んでいただいて、本当にうれしく思います。まだシーズンが続くので、また選ばれるように頑張りたい」と喜びを口にした。選考にかかわった球団OBの前田智徳氏(52)から記念パネルを手渡され、記念撮影を行った。

7日に都内でレジェンドOB6人(ヤクルト宮本慎也氏、DeNA佐々木主浩氏、阪神鳥谷敬氏、巨人高橋由伸氏、広島前田智徳氏、中日川上憲伸氏)による選考会が行われ、候補6選手の中から森下が最多3票(宮本、高橋、川上3氏)を集め、大賞に輝いた。今回の選考で森下以外に投票した前田氏は「実は森下違いなんですけど、阪神の森下君に、私は投票させてもらいました…。でも、打つ方が印象的だったので。もちろん(投打)どちらも素晴らしい活躍だったなと思います」と明かし、両者ともに苦笑いだった。

森下は6月28日DeNA戦で7回2失点で勝ち投手となっただけでなく、打っては決勝3ランを記録した。7月12日巨人戦では完封勝利。同22日中日戦では8回3失点の好投に、自ら二塁打でチームの勝ち越し点を呼び込んだ。

同賞は交流戦を除いたセ・リーグ公式戦の全375試合で公式記録員が、最も勝利に貢献した選手を独自の視点からノミネートし、各球団の月間別最多選手から月間大賞が選ばれる。