1カ月半ぶりに1軍復帰した体重115キロの「ベッケン」こと西武渡部健人が、楽天田中将大から同点適時打を含む2安打を放ち、勝利に貢献した。

1-2の4回2死二塁、低め139キロスプリットを左翼線にはじき返し、二塁上でベンチに向かってガッツポーズ。4-2の6回1死では、全力疾走で遊撃への内野安打。久々の1軍で結果を残し「(先発)隅田も頑張っていたので、なんとか同点にしたら試合もわからないと。ほんと1本出てよかった」と喜んだ。

今季序盤に中村の離脱などでチャンスをつかみ主軸として活躍したが、7月1日ソフトバンク戦の走塁中に左足の内転筋を負傷。翌2日に登録抹消となった。2軍でじっくり鍛え直し、この日は1軍では初となる三塁で先発出場。軽快な動きを披露した。4位楽天を相手にカード勝ち越し。巻き返しへ貴重な戦力が帰ってきた。

▼西武松井監督(渡部の活躍に)「しっかりと結果を出す、渡部らしいナイスバッティングだったと思います」