中日石川昂弥内野手(22)が7回1死走者なしでヤクルト2番手木沢から左側頭部に死球を受けた。その場に倒れ込み、起き上がれなかった。駆けつけた立浪監督らが見守る中、担架に乗せられベンチ奥へ運ばれた。代走に三好が送られ、木沢も危険球による退場処分を受けた。

精密検査を受けるため、救急車で都内の病院へ向かった。

初回に4試合ぶりの12号2ラン、5回に右安打を放っていた。

石川昂は2年目の21年6月25日、ウエスタン・リーグ阪神戦で死球を受けて左尺骨を骨折。その後、接合手術を受けてシーズンを棒に振った。開幕から1軍起用された翌22年は5月27日のオリックス戦でゴロを打って一塁へ走る際、一塁手との接触を避けようとして左膝前十字靱帯(じんたい)不全損傷の重傷を負った。手術からリハビリを経て、今年4月14日に1軍復帰した。