中日の連敗は8に伸びた。0-0の延長12回、清水達也投手(23)が1死二、三塁から佐野に決勝打を浴びた。打線は今季19度目の無得点に終わり、19年7月以来となる8連敗となった。立浪監督は「(相手のミスなどを)得点につなげることができなかったことが敗戦につながったと思う。連敗中で攻撃していても重苦しい雰囲気はあるがこれを乗り越えてやっていかないといけない」と打線の奮起を促した。

投手陣は必死にゼロをつないだ。先発の高橋宏斗投手(21)が7回4安打無失点。8回は松山晋也投手(23)、9回はライデル・マルティネス投手(26)が無失点で1点の援護を待ち続けた。

だが、9回1死二塁のサヨナラ機は代打川越、岡林が三振に倒れる。延長に入っても救援陣は踏ん張ったが、12回に7番手清水が1点を奪われ、さらにこの日緊急昇格した祖父江大輔投手(36)もソトに適時打を許しスコアボードに2点が記された。

25日は18失点で惨敗。1、2軍の投手7人を入れ替えて連敗脱出に挑んだが最後に力尽きた。それでも立浪監督は「(最後に)清水が点を取られてしまったが、最近は四球からの失点が多かった。きょうに関しては攻めていった結果。前向きに反省してやってもらいたい」と責めることはなかった。