中日福田永将内野手(35)が18日、バンテリンドームで引退会見を行った。今季は出場18試合1本塁打。「1軍の戦力になれていない。やりきったという思いがある。すっきりしています。(悔いは)まったくないです」。17年間の現役生活を笑顔で振り返った。

横浜から06年高校生ドラフト3巡目で中日入団。打撃を生かすため、捕手から内野にコンバートされたが、1軍定着まで時間がかかった。15年に6本塁打、17、19年に自己最多18本塁打を放つなど、4年連続2ケタアーチ。通算84発と存在感を示した。

引退を意識したのは7月15日の阪神戦(甲子園)。決勝点となった本塁ヘッドスライディングで左肩を脱臼した。「結果、ケガをしたのでダメだったと思うが、最初から決めていた。しようがないです」。相次ぐ故障とも戦ってきた長距離砲が静かにバットを置く。

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