投打の主軸が帰ってくる! 体調不良で離脱していたソフトバンク中村晃外野手(33)と藤井皓哉投手(27)が22日、1軍復帰に向けてペイペイドームで調整を行った。攻守の要、中村晃は23日のオリックス戦からスタメン復帰が濃厚。「8回の男」だった藤井も早速ブルペン待機になる見込みだ。1ゲーム差に迫っている2位ロッテを追い越すべく、頼もしい戦力が準備を整えた。

9月の月間打率3割7分8厘だった中村晃は、発熱などの症状で16日に「特例2023」を適用して登録抹消。一塁での守備練習や打撃練習を終え「大丈夫です。しっかり結果を出せるように頑張りたい」と引き締めた。前日21日のロッテ戦では同じく体調不良だった今宮と三森が復帰。中村晃を入れ、離脱した野手3人が1軍に戻ってきた。見守った森ヘッドコーチは「(カバーした)若手も頑張ってくれた」と評価しつつ、中村晃の復帰は「打つ以外のところでの貢献はある。安心感というか。成績以外のところで力を発揮してくれるんじゃないか」と期待を寄せた。

リリーフ時の防御率が2・25だった藤井は4試合欠場が続いていた。セットアッパー右腕の離脱は痛手だったが、この日からグラウンドで汗を流した。斎藤学投手コーチは「早ければ明日。今日の状態を確認して、明日すぐにでもというところ」と説明。又吉、松本裕、守護神オスナとともに、盤石な勝利の方程式が復活する。

23日のオリックス戦で3位ソフトバンクが勝利し、かつロッテが敗れれば0ゲーム差に接近する。勝率でわずかに下回るが、翌24日からのロッテとの直接対決2連戦に弾みがつくことは間違いない。万全の態勢を整え、勝負の3連戦で一気に2位浮上を狙う。【只松憲】

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