2位広島を1ゲーム差で追う3位DeNAは、本拠地6連戦の初戦となった中日戦が3回途中、降雨のためノーゲームとなった。中6日で先発した平良拳太郎投手(28)が雨の中、粘り強い投球を続けた。

右肘トミー・ジョン手術から復帰した今季序盤は、登板翌日に登録を抹消される「投げ抹消」が続いたが、CS出場をかけた大事な終盤で、本来の中6日での登板が続く。「CSを2位で行きたいので、1試合1試合、全試合勝つもりでチームはやっていると思う。先発として、しっかり試合を作っていくのを一番として、攻撃にリズムを持ってこれるピッチングを心がけていきたい」と意気込んでマウンドに上がった。

0-0の3回に粘り強さを発揮した。先頭の龍空に13球粘られた末に四球を許すと、2死後に2番三好に右前打を打たれ、2死一、三塁のピンチ。細川に左前適時打を打たれ1点を先制されたが、なお2死一、二塁の場面でビシエドを空振り三振。この回だけで42球を要しながら、なんとか最少失点で乗り切った。

試合はその裏、1死二塁のチャンス。佐野の打席中に雨脚が強まり、午後7時21分に中断となった。同8時前には一時雨が弱まり、再開に向けて準備が進められたが、再び雨が強くなりシートがかけられ、ノーゲームが宣言された。

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