ソフトバンク斉藤和巳投手コーチ(45)と和田毅投手(42)が28日、今季限りでの現役引退を発表した巨人の松田宣浩内野手(40)を労った。この日は本拠地ペイペイドームで投手練習を行った。

3人は長年ホークスを支えてきた功労者。斉藤和コーチは今朝、松田から電話をもらったと明かし「すがすがしい感じで、『自分の中ではもうおなかいっぱいやりました』という感じだった。『もうおなかいっぱいか?』と聞いたら、『もう十分におなかいっぱいです。おなかいっぱいできたので幸せです』という感じで話していたのでね。それが1番ですよね」とうなずいた。続けて「みんなそういう風にしてユニホームを脱ぐわけではないので。野球選手としては最高の終わり方じゃないですか」と話した。

42歳の和田は「僕自身も入団したときに40までは一線で投げたいという目標がありました。マッチの中でもそれが大きな目標としてあって。あと1年というときに昨年ああいう形(ソフトバンクを退団)になってしまったので。やっぱり僕自身もそうなったら諦めきれないと思いますし、彼の決断というのは僕も尊重したい。僕もその立場になったら間違いなくそうしていたと思うし。そこはやっぱりエンターテイナーであってもプロ野球人・松田宣浩だったんじゃないかなと思います」とねぎらいの言葉をかけた。