3年ぶりのウエスタン・リーグ優勝にマジック1としているソフトバンクが、広島に2連敗を喫し、2位オリックスが中日に勝ったため、14度目の優勝は29日以降に持ち越しとなった。

先発した背番号167の育成左腕、前田純(23)が公式戦初デビュー。4回1/3を2安打2失点、6奪三振の内容だった。小久保裕紀監督(51)は「堂々とね。左バッターにもインサイドを投げれていたし、十分なピッチングです」と目を細めた。

一方の打線は広島投手陣を前に7安打1得点。2点を追う7回1死満塁で9番川原田純平内野手(21)の左犠飛で奪った1点のみに終わった。

優勝マジック2で迎えた広島との敵地3連戦は1勝2敗。29日からは本拠地・タマスタ筑後でマジック1の状態で中日を迎え撃つ。

1ゲーム差をつけている2位オリックスはこの日でシーズン全試合を消化した。ソフトバンクは残り3試合。中日との3連戦で1分け2敗以上、つまり3連敗でも食らわなければ、3年ぶりの優勝が決まる状況となった。小久保監督「分かりやすいじゃないですか。3つのうち1個勝てばいいし、3つ負けたら優勝逃す。ここまできたら地元で、待っているファンのために選手も頑張るでしょう」と本拠地Vを見据えた。

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