巨人北村拓己内野手(28)が亜大の大先輩でもある松田宣浩内野手(40)の現役引退に際して、感謝の言葉を語った。今季はともにイースタン・リーグで過ごす時間も多かった。1人の後輩として、熱男の熱いメッセージに勇気づけられてきた。

北村拓は「僕が1軍行く時に毎回LINEで『頑張れよ、絶対落ちてくるなよ』ってLINEをいただいてて。(2軍に)落ちる時にも、『また頑張るぞ、一緒になってやるぞ』っていつも言ってくれてた。その一言一言というのは僕にとって忘れないですし、今思えば、ありがたいひと言だったなといつも思ってます」とやりとりを明かした。

2軍で苦しんでいたときも、近くで見守り、声をかけて励ましてくれたのが松田だった。「僕自身もモチベーション的にきつい時期もありましたし、その時に松田さんがいつも声をかけてくれました。プレー1つとってもそうですし、野球から離れた普段の松田さんも、ひと言ひと言が僕にとってありがたかったです。松田さん自身もたぶん苦しい時期があったと思うんですけど、そういう弱みを一切見せずに、やってたっていうのは本当にすごいなと、尊敬しています」と感謝とリスペクトが尽きない。

亜大の先輩として、あるいは巨人の先輩として、以上に人として尊敬する。「どんな時でもチームのためにという姿をこの1年間見させてもらった。たとえ自分が打てなかったとしても、次のバッターに対してすぐに声かけするのは松田さんだった。ベンチに帰っても下を向くことなく、すぐにチームのために声を出す、そういうところは見習わなきゃいけないと思いました」と意思を受け継いでいく。

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