セーブ王争いの中にいるヤクルトの田口麗斗投手(28)が、残り全3試合で登板する意欲を示した。29日、神宮外苑でのチーム全体練習に参加。33セーブで阪神岩崎の34セーブ(28日時点)に1差と肉薄する中、「全試合で投げられるように準備しています」と語った。

クローザー初年度にもかかわらず、ここまで48試合に登板し、防御率1・53と安定感を保ち続けてきた。要因について「ケガなく来られ、コンディション不良もなく来られたこと」と体作りの重要性を強調した。

シーズン当初は「イメージはしていなかった」というセーブ王争いだが「意識してないですよ。タイトルは時の運なので」と落ち着いている。

高津監督は「まずは勝ちゲームを作ることですね。そして(田口に)バトンを渡すということ。先発も野手もそうですし、運だけじゃないけど、その日の試合の流れにかかってるとんじゃないですかね。取ろうと思って取れるものじゃないのでね、ホームランとはちょっと違う。自分の力だけでできるものでもない。みんなの試合展開、試合運びで決まってくるのでは」と語った。

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