CS出場を争う4位ロッテに光明が差した。体調不良による「特例2023」で登録を抹消されている藤岡裕大内野手(30)、安田尚憲内野手(24)、山口航輝外野手(23)の3選手が、イースタン・リーグDeNA戦(横須賀)で先発出場して実戦復帰した。

6回1死二塁から「2番遊撃」藤岡が中前打を放って一、三塁とすると、「3番三塁」安田が一塁への野選で打点を挙げて同点に。「4番一塁」山口も左翼線適時二塁打で続き、3人で一時逆転へ導いた。吉井理人監督(58)が「状態を見て、合流するか決めたい」としていた30日の西武戦(ZOZOマリン)での1軍復帰が濃厚となった。山口が打席に立つと「グッチ~、(左翼席後方の)満月に向かって打て~」と、中秋の名月にちなんだファンの期待の声も飛んだ。

さらに5回には、今月3日に左脇腹肉離れで離脱していた今季41試合登板の西村天裕投手(30)も復帰登板を果たし、1回を無安打1奪三振の3者凡退で封じた。残り8試合となったレギュラーシーズン中の1軍復帰も見えてきた。【鎌田直秀】

【ロッテ】藤岡裕大、安田尚憲、山口航輝が体調回復し2軍戦先発 30日からの1軍合流へ見極め