中日根尾昂投手(23)が、今季2度目の先発。2回に巨人吉川の適時内野安打で1失点。6回5安打5四球1失点で降板した。粘投を見せたが、援護点がなくプロ初勝利とはならなかった。
その後、チームは逆転勝利。22年育成ドラフト1位の松山晋也投手(23)がプロ初勝利を手にした。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
巨 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
1回
<中日>
先攻の中日は3者凡退。その裏、根尾は小走りでマウンドへ。
<巨人>
1番梶谷 146キロ直球で詰まらせ遊撃へのゴロ。打ち取った打球だったがカリステが送球できず内野安打に。
2番門脇 追い込んでから外角141キロのフォークで空振り三振。
3番坂本 四球で1死一、二塁。
4番岡本和 中前へ抜けかねないゴロだったが、遊撃カリステが軽快に好捕。見事なトスでダブルプレーを完成させピンチを切り抜けた。
【動画】中日内野陣が守備で根尾昂をアシスト カリステ好捕&神トス、龍空も素手キャッチで併殺
2回
<中日>
先攻の中日は3者凡退。根尾は休む間もなくマウンドへ。
<巨人>
5番大城卓 四球。
6番秋広 低めへのフォークで空振り三振。
7番丸 初球の外角直球をはじき返され、左翼線への二塁打。1死二、三塁のピンチに。
8番吉川 一、二塁間へのゴロを二塁龍空がさばきバックホーム。やや送球が高く浮き、クロスプレーはセーフ。リクエストでも判定は変わらず、先制点を許した。記録は内野安打。
9番戸郷 1死一、三塁からバントを試みたが、根尾が元野手らしく好フィールディング。三塁走者を塁間に挟んでタッチアウト。
1番梶谷 2死二、三塁のピンチも投ゴロで追加点許さず。
3回
<中日>
2死走者なしで根尾のこの日初打席。直球、フォーク、フォークで空振りの3球三振。
先攻の中日は3者凡退。三振に倒れた根尾はすぐさまマウンドへ。
<巨人>
2番門脇 外角147キロ直球はバットの先に当たりボテボテの遊ゴロ。
3番坂本 148キロの直球で遊ゴロ。
4番岡本和 力のない中飛に打ち取り、この日初めて打者3人で抑える
4回
<中日>
先攻の中日は1死からカリステがチーム初安打。だが3番細川、4番石川昂が凡退し無得点。
<巨人>
5番大城卓 痛烈なピッチャー返しで中前打。根尾はグラブを出しながら、しゃがみ込んで避ける。
6番秋広 甘く入った直球を右前に運ばれ無死一、二塁。
7番丸 フルカウントから外角フォークでタイミングを外し二直。二塁走者の大城卓が帰塁できずダブルプレーに。
8番吉川 内角への146キロで押し込み、中飛に打ち取って無失点でしのいだ。
5回
<中日>
中日は先頭宇佐見の左前打、石橋の犠打で1死二塁のチャンス。さらに2死から代打後藤が四球を選び、一、二塁。
2死一、二塁で2打席目に立った根尾は初球フォークをフルスイングで空振り。4球連続フォークで攻められ、空振り三振に倒れた。
<巨人>
9番戸郷 二ゴロ。
1番梶谷 外角フォークで中飛。
2番門脇 右飛に打ち取り3者凡退。ここまで根尾の球数は83球。
6回
<中日>
1番からの好打順もあっさり3者凡退。
<巨人>
3番坂本 初球打ちで中飛。打ち損じた坂本はなぜかめちゃくちゃ悔しそう。
4番岡本和 カウント3-1から際どい内角直球を見極められ四球。捕手の石橋がマウンドに駆け寄る。
5番大城卓 高く上がった打球はフェンス手前の右飛。
6番秋広 この日4つめの四球で2死一、二塁。大塚投手コーチがマウンドに来て気合を入れる。
7番丸 制球が定まらずストレートの四球で満塁。球数は100球を超えた。ベンチで立浪監督も悩ましげな表情。
8番吉川 初球で一ゴロに打ち取り無失点。球数はプロ最多102球。
7回
<中日>
5度目の3者凡退。
根尾は6回5安打5四球1失点で降板。粘投を見せたが、援護点がなくプロ初勝利とはならなかった。
<巨人>
中日2番手は福。巨人は先頭の代打ウォーカーが失策で塁に出たが、後続が倒れ無得点。
8回
<中日>
巨人戸郷も7回無失点で降板。2番手は大勢。
中日は先頭鵜飼が右前打。代走三好が盗塁を決め得点圏へ。
1死二塁で代打大島が中前に同点打。ベテランの一打で根尾のプロ初黒星はなくなった。
その後、2死一、二塁で勝ち越しのチャンスだったが細川が空振り三振。
<巨人>
中日4番手松山の前に3者凡退。
9回
<中日>
中日は先頭石川昂が左前打。だが1死一塁からバスターエンドランの作戦が裏目に出て、石橋が空振りする間に代走加藤翔が盗塁死。
その後、石橋は左翼席への2号ソロを運び勝ち越し。ベンチで根尾も笑顔で迎え、ハイタッチの後ポンポンポンと背中を叩いて祝福した。
2死から今季限りで引退の堂上が代打登場で二ゴロ。大きな拍手が送られた。
<巨人>
中日5番手は藤嶋。巨人は丸、吉川、代打長野が凡退し試合終了。中日ルーキーの松山がプロ初勝利を手にした。
両軍スタメン
<中日>
1(中)岡林
2(遊)カリステ
3(右)細川
4(三)石川昂
5(一)宇佐見
6(捕)石橋
7(左)鵜飼
8(二)龍空
9(投)根尾
<巨人>
1(右)梶谷
2(遊)門脇
3(三)坂本
4(一)岡本和
5(捕)大城卓
6(左)秋広
7(中)丸
8(二)吉川
9(投)戸郷