中日根尾昂投手(23)がまたもプロ初勝利を逃した。敵地で今季2度目の先発。2回1死二、三塁から吉川の適時内野安打で1点を先制された。6回で102球を投げ、5安打1失点。打線の反撃を待ったが、1点ビハインドの状況で2番手にマウンドを譲った。
降板後は「無駄球が多くなってしまい、リズム良く投げられませんでした」と5四球を反省した。
今季初登板した前回9月18日広島戦(バンテリンドーム)では6回まで無失点と好投しながら、7回に先頭への四球から味方の失格も絡んで4失点(自責0)。最終的に6点差を追いつかれ、プロ初勝利を逃していた。
18年に大阪桐蔭の二刀流で春夏連覇を達成し、ドラフト1位で中日入団後は野手に専念。昨季シーズン途中に異例の投手転向を決断し、このシーズンは25試合登板で0勝0敗1ホールド、防御率3・41と潜在能力の高さを示していた。今季は先発ローテ入りを目指していた。