巨人が快勝で5年ぶりのイースタン・リーグ優勝を決めた。124試合で74勝44敗6分けだった。最後は9回2死から右飛を萩尾が大事につかみ取った。ナインは笑顔でマウンドに駆け寄り、歓喜の輪を作った。就任2年目の二岡智宏2軍監督(47)はナインの手で5回、胴上げされて笑みを浮かべた。
二岡2軍監督は優勝監督インタビューで「素直にうれしいです。2軍は優勝を目指すのが第一ではないと思ってますし、その中で1軍でしっかり活躍できるようにやってきた中ですけど、勝負に対する厳しさは選手にいつも言ってますし、1年間しっかりやってくれた1つ1つの積み重ねだと思います」と選手たちに感謝した。その上で「ここにいる選手は1軍に上がって悔しい思いをしたばかり。まだまだ成長できると思いますし、来年は1軍でしっかり活躍して欲しいと思います」とエールを送った。
同リーグ最終戦の先発マウンドに上がった井上は、9回1安打完封と快投。圧倒的な投球で歓喜をもたらした。2軍では今季10試合の先発で7勝0敗と無傷のまま走りきった。
打っては2回に香月と湯浅の適時打で2点を先取すると、4回には山瀬とオコエの適時打でリードを4点に広げ、優勝をがっちりとつかんだ。
【巨人のイースタン・リーグの主なチーム内成績トップ選手】※★はリーグトップ
◆最多試合出場=香月(106試合)
◆最多安打=萩尾(87安打)
◆本塁打王=岡田(12本)
◆打点王=香月(46)
◆首位打者=萩尾(打率2割8分4厘)
◆最多登板=堀岡(43試合)★
◆最多勝=松井(8勝)★
◆セーブ王=堀岡(8セーブ)
◆奪三振王=井上(81)