楽天石井一久監督(50)が今季限りで退任することが11日、分かった。3年契約の最終年となった今季は、昨季までのGM兼任ではなく監督に専念。だが、浅村、島内ら主力の不調もあり、開幕から苦戦が続いた。借金は最大13まで膨らみ、7月頭まで最下位に沈んだ。そこから徐々に巻き返し、10月1日には貯金1の2位まで浮上。ただ、10日の今季最終戦、勝った方がCS出場が決まるロッテとの大一番に完敗し、2年連続4位に終わった。

前日の試合後、自身の去就については「分からないです」と話すにとどめていた。球団は退任の意思を受け、既に後任選びに着手している。監督3年間でAクラスは初年度の3位のみだった。一方で、今季は小郷、村林らが台頭し、選手層の底上げに成功。13年以来2度目の優勝へ向け、新監督に引き継がれる。