広島新井貴浩監督(46)が13日、マツダスタジアムで行われた「2023 JERAクライマックスシリーズ セ」の共同記者会見で、日本シリーズ進出へ向けたキーマンに末包昇大外野手(27)を挙げた。「あえて名前を挙げさせていただくとすると、先ほど近本君からも名前が出ましたけど、近本君の後輩の末包選手ですね。彼は『つかんだ』と言っていましたので、CSでも期待したいです」と力を込めて言った。

この日の会見にはマツダスタジアムに新井監督と大瀬良、DeNAからは三浦監督と今永、そして甲子園からリモートで阪神岡田監督と近本が出席した。新井監督がキーマンを問われる前に、意識する選手を問われた近本が「カープさんは(大阪ガスの)後輩でもあるんですけど、末包選手が今年とても、いい試合でホームランを打てるので。こういう短期決戦でも、勝負強いバッティングが見れると思うので、複雑な気持ちでセンターから見ています」と発言したことも受けて、シーズン中には「末包さん」と表現していた新井監督も即座に反応。2年目外野手にCSでも大活躍することを期待した。

14日から始まるCSへ向けて新井監督は「私たちは挑戦者の気持ちで強いベイスターズさんに向かっていきたいと思います。そして、岡田監督にもう1度お会いできるように頑張ります」と意気込んだ。

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